CADオペの魅力

CADで作った図面が実物になる

CADオペレーターの仕事では、これから製作をする製品や建造物の構造を図面として製図していくことになります。

モノづくりをするときにはいきなり実物を作るのではなく、設計図を作りその図面どおりに作業を割り振って作り上げていくことになりますが、その中核部分を担う仕事に携わることができるというのがCADオペレーターの最大の魅力ということになります。

私達は普段の生活でもDIYなどで大きな造形となるモノを作るときにはあらかじめ各部分の寸法を書き込む簡単な設計図を書きますが、それが予定どおりに実物となったときにはかなり達成感があります。

それが機械製品や建造物といったような個人では到底製作をすることができないような巨大なものとして製作に携われるというのですから、仕事が一段落したときの成果を強く実感することができます。

自分の製図をした巨大建造物を街中に見かけたり、製品が市販されているのを見つけたときにはまるで我が子を見たかのような嬉しさになります。

進む3DCADの利用

現在CAD関連業界で最も注目度が高いのは3DCADの商業利用です。

既に立体的な配管やタンク類などを設置する工事業者などでは3Dによる図面設計が常識的に行われていますが、今後はさらに多くの分野でのCAD利用が2Dから3Dに移行していくことが予想されています。

その中でも注目となっているのが、これまでは職人たちが経験や持ち前の技能で製作してきた製品を図面化することで量産できるようにしようという試みです。

デモンストレーションの一つとして既に実行されているのが年数十本しか製造されていない超高級時計の「トゥールビヨン」の3D化作業です。

トゥールビヨンはローランフリエやF.P.ジュルヌといった高級時計メーカーで使用されている内部構造で、非常に細かい歯車を組み合わせることにより狂いのない時計を作ることができるようにしたものです。

これまではトゥールビヨンを製造するには長い年月の熟練が必要とされており、日本においてはわずか2名しか製造ができる人材がいないとされていました。

しかしこのトゥールビヨンを3DCADのデータにすることにより、職人の手腕に頼らずに構造を再現することができるようになってきています。

ただまだ実用化するためには時間がかかるのですぐには採用はされませんが、そのくらいの精度で再現ができるようになってきたという意味では大きな社会的意義のあることです。

今後はCADオペレーターにもそうした従来は人の手に頼っていた高級品を画面上から製作できるような仕事が任せられるかもしれませんね。